途中で書きためることをしていなかったのでまとめて書きます。
全部で260kmほどの道のり。
最初の一日はベルリン滞在中は曇りや雨だったのすっかり晴れて太陽と戦いながら走る。
途中立ち寄った田舎のレストランにて値段だけで判断して頼んだものがジャーマンポテトが入ったオムレツだった。焦げた玉ねぎの香りでふとかき揚げ蕎麦を思い出し、日本を懐かしみながら食べた。 90kmほどの進み、道路沿いの森の中で寝ることにした。車の音もきこえないし、街灯もない。今までで一番自然に近い環境。それだけあって虫の多さが尋常じゃ無かった。おかげで、当初誰もいない森で切り株にでも腰掛け優雅に夕食でも作ろうかと思っていたのに、テントの前室の中で料理することに。前室とはテントの自体とその上にフライシートという防水シートを被せたときに出来る隙間のこと。自然の中で生きて行くのは楽じゃない。
この日から持ち物に新たな仲間、ハチミツが加わった。 ベルリン最終日に後輩に冗談半分ですすめられて買ったものだが、これが素晴らしい。少しパサついてきたパンに食べても美味しくいけるし、何より牛乳と同じように体が求めているような気がするのだ。チョコやジャムの砂糖だけの甘さとは違うハチミツ独特のコクが元気をくれる。あまりのうまさにこの3日間で340gボトルの半分も食べてしまった。
2日目は8時に起きて9時半ごろスタート。
変わることのない地平線まで続く小麦、とうもろこし畑を走りところどころ点在する森を抜けて走る。森は爽やかな匂いがするし、日陰が多いので好きだ。この日は湖が多い地域を走った。埋めたてなのか、円形の湖のど真ん中を直線に突っ切るような道を通る。湖畔はリゾートになっていて、サイクリストも多かった。この日の昼に立ち寄ったレストランで頼んだ料理が、一皿にソーセージとキャベツの漬物、ポテトが添えてあって今までで一番ドイツらしい食事だったかも。ソーセージはマスタードをつけても美味しいが、そのまま食べてもハチミツのようなほんのりとした甘さがして美味しかった。
夕方寄ったマルヒョーという町で入ったケバブ屋さんでインドから来た店員さんに話しかけられる。安くどこにでもあるケバブはもしかしたらこちらに来て、パスタやソーセージよりもたくさん食べているかもしれない。どこから来たか、一人なのか、など旅のことに答えてから彼はビザは必要だったか。と聞いてきた。3ヶ月以上なら必要だが、僕は2ヶ月なので必要なかったというと彼はインドのビザ事情について話した。インド人がビザをとるのは大変なんだそうだ。正直、就労ビザで来ているであろう彼らとただの観光で2ヶ月だけの僕を比べられても特になんとも言えないなぁ などと思ったが、日本人が就労ビザをとる際の方がインドの方のそれよりも楽そうなことは感覚的に推測できる。以前バングラデシュ製カバンと女社長でおなじみのある会社の副社長さんが学校に講演に来ていたときに、「バングラデシュには僕なんかより優秀で語学にも明るい人がたくさんいるが、彼らはバングラデシュ人というだけで海外で働くことが中々出来ない。その点私たちは日本人というだけでかなり優遇されてますよ。」と語っていたのを思い出した。 この旅でも、今までの経験でも日本人ということで特別得をしたという経験はない。しかし、これと言って差別されたり損をしたという経験もないし、日本人と言うことためらうような場面も無かった。これはもしかしたらすでにとても恵まれていることなのかもしれない と、お会計のときに携帯でわざわざ「日本国民の査証要件」というWikipediaページまで見せていかに日本人が優遇されているか(あるいは、反意的にインド人の彼らが海外で働くことがいかに大変かを)僕に伝えようとしてくれた彼と会って感じた。ビザだけでなく旅の話もたくさんし、最後には「ドリンク代は無しだよ。君だけはね。」と言って送り出してくれた。 二日ぶりに人と話してリフレッシュ。
その後、明日の朝食のパンを買いマルヒョーを出た。この日の晩はリンストウという町の(おそらくフリーの)草の生えた駐車場にテントを張った。走った距離は100kmほどの。
3日目の今日は湖を抜けてひたすらロストックへ。
ロストックの手前に20kmという地点でコペンハーゲンから自転車で旅を始めて二日と言う二人組と出会った、これからベルリンに向かい最終的にイスタンブールに行くんだそうだ。東は物価が安くてうらやましい。
今日はロストックについてからが大変だった。 宿が探せない。
ロストックはベルリンほどの都市では無いので宿の数も限られている。その上に最悪なタイミングだったのだが、今日市の中心部でマラソン大会が開かれていた。つまり、夏場の観光客+ランナーがこの街に集まっているのだ。その上マラソン大会は夕方に開かれて、選手のほとんどが今晩はロストックで過ごすのだろう。 自分自身ホノルルマラソンへの宿探しの難しさを知っていたのでいかに絶望的な状況かはすぐに理解できた。得意の「宿を断られたら代わりに他の宿を教えてもらう作戦」もうまくいかず、部屋がないあるいは値段が高すぎるということで中々見つからない。
あ、たった今バーガーキングの人に 「もう閉めます」と言われたのでこの辺で。
6件ほど断られた後で無事に見つかりました。
では、
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