2014年8月8日金曜日

37日目 サウナ 8/5

昨日の分はおじいさんとのことに集中してしまったので、この日はフェリーのでことを乗船時に遡ってまとめたい

夕暮れ時に乗船開始。車やトラックですら豆粒のように見える港の中を巨大なフェリーめがけてコンテナの間を自転車で走るのはとても気持ちいい。山路を下るのともまた違った心地よさだ。僕は空港やフェリーポートに来るとそのスケールに圧倒されるからなのかスターウォーズをいつも思い出す。それに自転車での利用は少ないし、小回りが効くので車よりも乗り降りの際に優先してもらえることが多い。日本でもフェリーは意外と様々なルートがあるので自転車で旅をする際は船旅も間に挟む事をオススメしたい。
以前大阪、沖縄間を利用したときは食事は別料金がかかる選択制だったのでレストランでは食べず、自販機のカップ麺ばかり食べた失敗があったので今回は食料を買い込んで乗り込んだ。

が、なんとビュッフェスタイルの食事も込みだった! ちょっと高いなー とか思っていたが、移動距離と食事も考えれば割と妥当な値段だ。こんなに豪華な食事は久しぶり。見知らぬ料理も多く、ついつい食べ過ぎてしまった。フィンランドの船だけあってスモークサーモンが特に美味しい。
部屋は40代のドイツ人と。彼は学生時代一年間フィンランドに交換留学に行っていて今回は当時の友人に会いにフィンランドに行くらしい。食事の席では彼の他にドイツ人の老夫婦とも一緒だった。彼らはヘルシンキから車でスカンジナビアをキノコ狩りしながら旅しデンマークを通って反時計回りに半島を一周しドイツに帰るのだとか。ずっと前から思っていたことだが、老若男女問わずこちらの方は旅行のスケールが日本人とは全く違うような気がする。3人がドイツ語で話し、時々僕にも英語で話している内容を教えてくれる。意味も分からず彼らの談笑を眺めるだけだがこの食後のコーヒータイムがとても好きだった。あるとき「ドイツは昔東と西に分かれていたでしょう。私たちが東で、彼が西出身だから今ファイティングしてたのよー。 アッハッハッハー」なんておばあさんに振られたときにはなんて反応すればいいのか分からなかったので取り敢えず一緒に笑っておいた。

船出が見たいが為に昨晩は3時まで起きていたので、午前中はダイニングから戻り爆睡。

フェリーにはフィンランドの船らしくなんとサウナまで付いていた。
この日(2日目)の午後にドイツの彼とともにサウナへ。フィンランド仕込みのサウナの入り方も披露してくれた。日本のサウナは部屋ごとに温度が決まっているのが一般的だと思う。だが、フィンランドのサウナは焼き石がむき出しになっていてバケツに入った水を自分で適宜注ぎ込むのだ。一度に大きなおたま3倍分も彼が水を入れるものだからジュワーと音を立てて一瞬で部屋中に出来たての蒸気が立ち込める。これがめちゃくちゃ熱い。日本のサウナの静かな暑さとは違う、蒸気が肌に張り付く刺すような熱さだ。その上、みんながみんな当然のように階段状になっている椅子の一番上に座っている。もちろん日本男児として一人だけ下の段に腰掛ける訳にはいかない 笑 途中から船の揺れなのか、自分が朦朧としているのか分からなくなりながらも彼らと一緒に汗を流した。
思いっきり汗をかき昨日のおじいさんのことで一杯だった頭も少しスッキリしたような気がした。

潮風で体を冷ました頃に夕食のアナウンスが。

夕食後は同室の彼からビールをもらって二人で甲板のベンチに腰掛けた。
彼の地元のドイツビアーなんだとか。「フルーティーで飲みやすいね」と言うと「え、これが?」と言われた。「日本のはもっと苦いよ」と言うと驚かれた。

 彼は普段テレビ局で働いているらしく、日本のこともよく知っていた。過去二度の大戦や現代のエネルギー問題からお互いの趣味の話までゆっくり話した。僕が「今は合気道とランニングをメインでやってるかな」と言うと「走るのかい⁉︎ 一番嫌いだ」としかめっ面されたので笑ながら「ランニングなんて昼間のサウナと一緒じゃ無いか。ひたすら耐える。それが気持ち良くなるときがあるんだろ⁉︎」と言うと「それは違う! サウナはずっと気持ちいいものだ。15分くらい入って、出て、外のプールにでも入って、またサウナに戻って汗をかく。日本人はなんでも真面目にやり過ぎなんだ。」と言われた。確かにその言葉は当たっているかもしれない。サウナ=我慢大会 という固定観念に自分は捉えられていたようだ。医学的にどうだかは知らないが、ビールをちびちび飲みながら出たり入ったりしている彼の姿に最初違和感を感じたのは事実だった。しかし、日本人の 限界まで耐えてから出る というサウナスタイルよりも健康的かもしれないとも思った。

明日の午前につく予定の船は遅れて明日の夕方に着くらしい。

では、


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