2014年8月18日月曜日

49日目 サウナとサーモン

今日はオウル滞在日。
ホテル一階のサブウェイで朝食セットを食べた。

日曜日なのでお店が開く12時まで昨日までのブログを書いたりコーヒーを飲んだりのんびり過ごす。午後になり洗濯物を持って街に出たが、日曜にやっているランドリーは無いようだった。クレープの屋台を発見したので側のマックで軽く腹を膨らませてクレープをデザートにいただく。ヘルシンキでも寄ったストックマンというデパートで壊れたウエストポーチを買い換えようとしたがいいものが無かったので断念。代わりにある物を見つけて思わず衝動買いしてしまった。
その後、ミッケリで出会った院生の方のおすすめでピキサアリ Pikisaari という小島へ向かう。小屋のような家が立ち並ぶこじんまりとしたのどかな島だった。島からオウルの港を一望することが出来る。島から出ようとしたとき、一通のメールに気がついた。フィンランドに渡るときのフェリーで連絡先をいただいていたオウル在住の夫婦からだった。実は数日前からやりとりをしていたのだが、僕が予定よりも早く着いてしまいそれが休日と被ってしまったので仕事用のアドレスを確認していなかった彼からの返信が途絶えていたのだ。今夜6時から別荘に来ないかと言ってくれたので駅前で落ち合うことになった。
その前に自分で洗濯しようと思い一旦ホテルに戻ろうとしていると今日見た中でダントツに長い行列を発見‼︎ 屋台を覗くとどうやらカレー屋さんのようだった。小腹も空いていたしせっかくなのでオウルっ子の流行りも食べてみよう列に並んだ。一番人気だというビーフカレーを注文。ナンのようなものとサラダと一緒に出てきた。一口目の印象はビーフシチュー。日本のカレーのように匂いはそこまで強く無いのだ。しかし、後味がじわじわくる。食べ続けていると結構辛くなって来た。フィンランドの方々がこんな辛いものをコーラと一緒に食べているのがなんだか僕には面白かった。パンはナンというよりクレープのよう。しっとりとしてとても薄い。それでカレーや野菜をくるんで食べた。今調べたらところメソブ MESOB というエチオピアの料理らしい。

ホテルに戻り必要最低限のものを手洗いしている間に6時が近づく。
駅前で待っていると彼がやって来てくれた。以前に新聞取材を受けたときにも感じたが今回の夫婦もまさか本当にここまでしてくれるとは最初は思ってもいなかった。たまたま旦那さんとフェリーで同室となり挨拶したときに「オウルに行くよ」と言うと「じゃあ、来たら寄ってくれ」と言ってくれた。最初は社交辞令だと思っていたのだが、夕飯が終わった後に僕の席まで来て「部屋移動することにしたからじゃあな。オウル来るならここに連絡してくれ。」と言ってアドレスをわざわざ教えてくれたのだ。恐らく娘さんが日本の大学に4年間留学していることも一つの要因だったのかもしれない。

車でオウルから北へ30kmほどの彼の別荘へ連れて行ってくれた。途中で30代の息子さんとも合流。高速沿いの森に少し入ると隠れ家のような小さい家が二つある庭に着いた。一つは住居でもうひとつはサウナだった。息子さんとサウナに火をくべる。サウナが暖まるまで旦那さんが近くをドライブに連れて行ってくれた。彼は大学のでITに着いて教えていて、奥さんは大学で歯科医の勉強をした後、今は母校で歯科医として働いているらしい。息子さんは建築会社で働いているようだ。車でそれぞれの職場も案内してくれた。親戚もオウルのまわりにたくさん住んでいるそうだ。大きな川にある水力発電も見せてくれた。ここの発電所でオウル近郊の電気を賄っているそうだが、サケが川に戻れなくなってしまうので一部の川ではそのような施設を作ったりしていないのだとか。

1時間ほどドライブした後に息子さんとサウナに。フィンランド式サウナは以前にフェリーで体験済みだったが、あの時よりも一段と熱かった。フェリーのときを思い出し、何気なく2杯水を入れると「おいおい、入れ過ぎだよ」と言われてしまった。普通はここのサウナは一回に1杯半で充分だそうだ。そのくらい熱くなるサウナだと言うこと。すぐに蒸気が襲って来た。前回よりも激しく。耳の周り、まぶた、唇、皮膚、もう全身の端という端がつままれているようだった。一回目はあっぷあっぷになりまともに話すことすら出来なかった。十分ほど入ると一旦出てタオルを腰に巻いて外のベンチで一休み。フィンランドの気候や庭に植わっている木々に着いて話してくれた。全部で3セットをこれを繰り返して汗を思いっきりかいてからシャワーを浴びて出た。小屋には実際に使っているというまきストーブもあった。写真の木彫りのクマは彼が13歳のときの誕生日プレゼントなんだって。

サウナを出ると夕飯も振舞ってくれた。メロンの入ったサラダとスモークドサーモン。スモークドサーモンと聞くと日本では刺身のような見た目の生ハムみたいな状態を思い浮かべるが、フィンランド流は違った。50cm以上あろうかというサーモンの切身を庭の燻製ストーブで調理したばかり。軽く焦げた表面はちょうどいい塩加減でとても美味しい。もちろん燻製の香りもしっかりする。

食事中は旅行の話をしつつ今まで3度も日本に行ったことがあるというお母さんの話と日本にいる娘さんの話を聞いた。娘さんが日本に興味を持ったきっかけはポケモンだったらしい。お母さんは村上春樹のファンだった。

庭には旗をかけるフラッグポールもあり家の旗がかかっていた。サウナを一緒に入った息子さんがおじいちゃんから引き継いだものらしい。

9時ごろまで別荘でお世話になっていた。帰りは高速ではなく「明日はここを通るといいよ」と側道を走ってくれた。

ホテルの前まで車を回してくれてお別れ。
フェリーでのたった2分の会話が50cmのサーモンにまで膨れ上がるのだから旅は面白いなぁなんて思った夜だった。


そして、このオウロにて改めて今後の旅路について調べ、考えこの旅の終着地を決めました。

では、







0 件のコメント:

コメントを投稿