2014年8月9日土曜日

40日目 小さなお客 8/8

今日はヘルシンキから北東のラハティ Lahti まで100kmちょい。

ホステルの朝食は今までで一番対したことなかった(というかドイツが充実していただけかも)支度して10時ごろにチェックアウトをした後ロビーで最後に道を確認しようとしていると日本の方に声をかけられた。50代といったところだろうか。ホテルを昨晩までしかとっておらず、ここに今夜のベットを探しに来たのだとか。周辺のバスのことを聞かれたのだが、公共交通機関は使わないのですいませんと言うと、自転車旅行に興味を持ってくれていろいろと話が弾んだ。彼は兵庫で中学校の社会科教師をしているらしい。仕事に関する第一声が「いやー。今、教師は大変ですよ。保護者、生徒それに先生まで。 もう凄いんだから。」だった。前の二つは度々耳にする話だったので3つ目について伺うと若い先生に仕事を教えるのが大変らしい。群れない・プライベートを最優先する(飲み会に来ないという話をしてくれた)のでうまくコミニケーションが取れないのだとか。これは民間企業でも新入社員に対してしばしば言われていることだろう。来年度から社会に出る身として頭の片隅に置いておこう。愚痴以外にも彼が職場で取り組んでいる新しい授業方法の内容と、それを教員パワーバランスの中で周囲を巻き込んで行う大変さなども語ってくれた。やはり教師だからだろうか、それとも彼自身の美点なのだろうか、会話するのがとても上手だったと別れた後に思った。彼はよくしゃべる人だった。しかし自分の話したいことを話しながらもこちらの好奇心がヒクつく絶妙なポイントを抑えていた。だがら、気を使って話を聞くという感覚は無く、出発の時間を遅らせてでも話を続けたいと思ってしまった。そして、話を聞くのもとてもうまかった。だがこちらはなぜそう感じたのかイマイチ自分でもよくわからない。なんとなくリアクションが淡白ったことだけしか覚えていない。
つい一時間弱話し込み、11時に出発。今までで一番遅く、かえって「もうどうでもいいやー」と焦りを捨て去って走り出した。小さな丘や森が点々としていて少し波打つ道を走る。フィンランドではローマではその大きさに驚いた松も見慣れた小さなサイズに縮こまっていた。道路脇の森は細長く、円錐形に尖ったスギやひょろっとした白樺がメインだった。神奈川の海沿い出身なので地元で見慣れぬ白樺を見ると旅行気分が高鳴る。家族や友人との長野などへの旅行を思い出すからだろう。逆に松は防砂林として見慣れ過ぎたせいでつい目がいってしまう。ドイツではちょっとくすんだ色をしていた小麦畑がこちらではきれいな金色だった。金麦のcmかと思うほどに。
昼に寄ったスーパーではピエロが綿菓子を配っていた。ランチにスーパーで買った惣菜パンとクロワッサンを食べ、牛乳を飲み干してからデザートとして綿菓子をもらった。
畑が馬鹿でかいという点ではドイツと同じだが隅っこに立ってる家屋が全く違う。スカイブルーやクリームっぽい黄色など軽やかな印象を受けた。ドイツはもっとがっしりしていたイメージ。

出発が遅かったためか、ドイツ人とのサウナの入り方についての会話がそうさせるのか、あるいは北欧の雰囲気のせいなのか今日はとてものんびりと走っていたはずなのに気がついたら80kmになっていた。ペース的にはかなり早い。今日が金曜日で街では酔っ払いが多くなると思ったのでラハティの手間の住宅地の片隅にテントを張らせて頂いている。

夕食に久しぶりのトマトパスタを作っていると背後からカサッと物音が。近所の子だろうと思って振り返っても誰もいない。じー と待っていても子供は身動き一つしない。子供にしてはなんかプロいぞ などと思いながらもコンロに戻ると今度は頭上の木が揺れ動く音が。なんと忍者の正体はリスだった。調理中はずっと木の上を走り回っていたはずが、食べ終わり片付けも済ますともうカサリとも音はしなかった。

写真は後日

では、


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