2014年7月11日金曜日

12日目 山 虹 パン 7/10

この日は電波の届かない山奥の村で夜を明かしたので更新出来ませんでした><

昨日はフィレンツェから北へ100kmほどのボローニャへ向かった。

ピサからフィレンツェへ向かう途中から思っていたことなのだが海を離れ山に入るに従って風景や気候が変わってきた。海岸沿いでよく見かけた松もスギに変わり、畑のぶどうもトウモロコシに変わってきた。そして北への移動の途中では下り道や日陰が肌寒くなり動物も馬から牛や羊に変わってきた。

この日の行程ではイタリアの山岳地帯をぶった斬る道だったらしくほとんど登りか下りの道しかなかった。先ほど調べると昨日通った道の標高の最大地点は969mで2年前の箱根の874mを優に超えていた。どうりで辛かったワケだ 笑
だがその分景色や自然は美しく遠くまで広がる山々を見ながらコーヒーを飲んだり芝生の綺麗な畑の隅でのんびり昼寝させてもらったりした。
次第に雲がかかって来ているのを感じながら登りと格闘している途中にふと右側の雨雲の中に目を向けると自分の目線と同じ高さに小さな虹を見つけた。車で飛ばして行く人はき気づかないだろうなぁなどと思いながら眺めているとものの2、3分で左端からすぅーっと消えていった。映画などの死んだ人の霊が消えてく演出よろしく魔法のような光景だった。
虹を見れた喜びに胸を踊らせていると、小さい村に通りかかった。通りに面した公園が小さいながらもあずま屋と水道を持っていたのでこの日はここに宿をとることに決めた。登ってくる途中で持っていたパンとチーズを食べ尽くしてしまったので近所へのご挨拶も兼ねて近くのバー(日本のような大人の飲み屋ではなくもっと気軽な飲食店。)でカプチーノを飲んで翌朝の開店時間を聞いた。この日はバーが地域の唯一の娯楽施設のようで10人ぐらいのおじいちゃんがたむろしてカードに興じていた。
店と出てもう一軒公園のそばにあったスーパーにも行ってみた。棚もガラガラで最低限度のものとなぜかアンティーク家具しかおいてなかったのだが、 お店のおばあちゃんが声をかけ旅の話をすると「ブラボー」といって喜んでくれた。パンの代わりにクッキーでも買おうかと棚を見ていると「これかい?」といっておばあちゃんが奥からパンの塊を持って来てくれた。「いくら?」っと聞くと「いいから持って行きなさい」と言ってくれたついでにリンゴまで渡してくれた。食べるものを切らしていたうえに一日中登り道に苦しめられていたのでおばあちゃんの優しさはかなり沁みた。おそらくアジア人など滅多に来ないだろう村にやって来たイタリア語も話せない男に親切にしてくれて本当にありがたかった。
夕飯に非常食のインスタントドリアとおばあちゃんのからもらったパンを食べて日が沈むまで『モモ』を読んでから就寝。

山の厳しさを思い出しながらも虹とおばあちゃんのからのパンという素敵な見返りも得ることのできた一日中だった。

次の日にボローニャに着き広場でブラスバンドを聞きながらこのブログをかいています。
ボローニャは美味しいところです。

では、






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